こんにちは、LINEモバイルの大房です。

本日はよくTwitterなどでもご質問のある、地下鉄でのスマホの電波についてお話したいと思います。

まず最初に地下鉄に限らず、お使いのスマホなどが繋がる仕組みから簡単にお話します。

 

まずはスマホの繋がる仕組み

スマホが通信・通話できるようになるには、いわゆる「電波が入る」=スマホと基地局が繋がるということが必要になります。

基地局はキャリア各社(docomoやSoftBankなど)が設置しているもので、基地局からは通信をするための電波を発信しており、キャリアは既に設置している基地局の情報や、ユーザーからの要望などを基に各地にきめ細かく基地局を設置していいます。

「基地局を設置する」と、言葉では簡単に言えますが、設置する作業はとても大変。

場所の選定をした後も、設置場所の土地所有の合意を取ったり、設置や基地局同士をインターネット回線で繋げる工事をしたりしなくてはならず、結構大変な時間のかかる作業です。

また設置費用もかなりかかります。 LINEモバイルのようなMVNOがプラン料金を格安で提供できている理由のひとつとして、この費用を負担しないから、というのが挙げられます。



基地局には電波を飛ばせる範囲が決まっており、人がいるところをくまなくカバーするために、キャリアはたくさんの基地局が設置しています。

同じ場所でもキャリアAはつながるのに、キャリアBでは繋がらないという事を経験したことがあると思うのですが、これはキャリアAはその場所に電波が届く基地局があるけど、キャリアBはその場所に電波を届けられる基地局がないということです。
※実際はそうではないケースもありますが、わかりやすい例を書いてます。

 180406電波範囲修正2


また、基地局には一度に同時接続できる端末数の上限があり、それを超える端末が同時に通信をしようとすると通信がしづらくなったり、通信ができなくなったりします。イベント会場などで発生しがちなのはコレです。

イベントに限らず、スマホを利用している人がたくさんいる場所・時間は繋がりにくい傾向があるので、人口が少ない地方よりも都心部、みんなが仕事・勉強をしている日中よりお昼や夜の方が繋がりにくくなることがあります。


そして移動しながら利用する機会が多いスマホは、繋がっていた基地局のエリアから外れそうになると隣の基地局に通信先を自動的に変更して、移動しながらでも通話や通信が切れないようにもしています。

これをハンドオーバーといいます。


以上がスマホの繋がる仕組みですが、結構複雑そうですよね。
でもこれが地下鉄になると更に複雑になります。

 

地下鉄で繋がる仕組み

地下鉄は、駅エリアと走行中に利用するトンネルエリアがあり、駅エリアに基地局を設置する際にはインターネット回線も引き込めるケースが多く、基地局自体を置くスペースも比較的なんとか用意できます。

ただ地下鉄の走行中に多くの時間を過ごすことになるトンネルエリアとなるとそうもいきません。
そもそも各キャリアごとで基地局を設置できるスペースがほとんどない上に、地上と同じようにインターネット回線を引き込むことができないケースが多いです。


そこでトンネルエリアでは、関連する各社で組織された協会と大手キャリアが共同で共用設備を構築し、通信できる環境を提供しています。

180406設備


地上と異なり、潤沢な基地局の数を用意するのも一筋縄にいかず、基地局は共有設備だけ。
なので、地下鉄では普通の場所より繋がりにくい、または通信ができないといったことが起きやすくなっています。

さらに!地下鉄は高速移動しているので基地局の切り替え(ハンドオーバー)が発生しやすく、上記とあわせて利用環境としては通信環境が不安定になりやすい場所になります。

 
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地下鉄の工事は、終電から始発までの数時間で少しづつしか進めることができません。もちろん、鉄道会社が実施する保守工事や点検があると、そちらを優先するために進めることができません。

こうして少しずつ設置されていった地下鉄内の通信設備のおかげで、今ではいろんな地下鉄でスマホが使えるようになりました。

以前は地下鉄の走行中は全く通信ができなかったことを考えると、ライフラインの確保・防災という観点でも利用できる路線が広がり、大きく利便性が向上していることを実感できますね。


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